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トルコ旅行記④ ~ギョレメ野外博物館


カッパドキアの中でも特に時間をかけて見物したい場所。
そこがギョレメ野外博物館です。

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4世紀、未だ国教としてキリスト教を認めないローマ帝国から
迫害を受けた敬虔なキリスト教徒たちが、ここカッパドキアに隠れ住み、
修道士たちは地道な布教活動をしながら、厳しい修行を行いました。

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岩々にはこうして風雪の浸食により、自然に出来た穴がたくさんあいてますが
それをうまく利用して、さらに生活空間を作り、地下都市として隠れ住んだのです。

現在公開されてる幾つかの教会には、
11世紀ごろに描かれたビザンティン様式のフレスコ画を見る事が出来ます。
写真撮影は禁止だったので、教会内の写真はありませんが
興味のある方は図書館の美術図鑑などで見る事が出来るので調べてみてください。

キリスト教が国教としてローマ帝国に認められたのちも、
常にカッパドキアは迫害をうける者たちにとって隠れ住む格好の場所でした。
ローマ帝国のキリスト教公認後は、イスラム教の勢力に迫害され
ここで隠れ住むことを余儀なくされました。

この岩窟教会を見ると、人々がひっそりと暮らし、
信仰と共に厳しい生活があったのだろうことが想像出来ます。

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「リンゴの教会」(この岩窟教会の前にりんごの木があったため、この名が付いた)や
「聖バルバラ教会」ここには8世紀ごろに起きた聖像破壊運動(イコノクラスム)の影響を受け
壁に幾何学模様が施されているのがわかります。
「ヘビの教会」と呼ばれる教会には、カッパドキア出身の修道士、
聖ゲオルギウスがヘビを退治している姿がフレスコ画に残されています。
「サンダルの教会」にはイエスキリストの生涯を描いたフレスコ画を見る事が出来ます。


一通り見終わり、岩々を歩いて少し疲れたら、ギョレメ野外博物館の入り口近くに
ザクロ100%ジュースを絞っている光景を目にしました!
トルコは地中海側や内陸部など豊かな土地を生かし、美味しくて栄養たっぷりの果実が
たくさん売られています。酸っぱくて体によさそう!

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でも私はこっちを選びました!!

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さ~て、このお兄さんは一体何を売ってるのでしょうか??

正解は

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長く伸びた白い物体の下に、チョこっと映っているのを見ればわかります。
これは、トルコアイスです!
すご~~~くのび~~~~~る~~~~!

でもホンッと美味しかったです。
旅行最終日のイスタンブール空港で飛行機の搭乗前ギリギリでも食べてました。
(トルコリラを使いきる目的もあり。)


そのあとはカッパドキア内にある絨毯工場を見学しました。
絨毯といえばすぐに私たちは「アラジン」を想い浮かべ
空飛ぶ絨毯=ペルシャ絨毯!と思い込みがちですが
実は世界で初めて絨毯を織った民族はトルコ人だそうです!

トルコ旅行記④ ~ギョレメ野外博物館_f0341967_22392847.jpg
すべて手作業で行われています。
こうしてカッパドキア地方の女性は、男性が外で畑仕事をする代わり
家で地道に絨毯を織り、生活を支えています。


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色鮮やかで、シルクの最高級のものからウール100%のものまで
デザインや光沢、大きさなど様々な絨毯が工場内を飾ります。

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この工場には、あの宮崎駿監督もいらして、絨毯を購入されたそうです。


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色んな柄を広げて見せてもらえます。
光の当たり方によって様々な表情を見せる、シルクの最高級絨毯ヘルケ。
日本で買うとリビング大のサイズでも数百万しますが
現地で購入すれば比較的求めやすい値段になるようです。

それでも全く手の届かない品々でしたが、
芸術作品としてこうしてたくさんの種類の絨毯を手に取り
足で感触を感じることができた機会は素晴らしいものでした。


次回はパシャバーと呼ばれる、通称「きのこ岩」や
夕日が当たると谷がバラ色に見える「ローズバレー」などを紹介します!























by erikok0826 | 2014-12-03 23:12 |
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日々の生活の雑記


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