夢。
しばらく寒い日が続いたからか。
もしくはちょっと疲れていたからか。
このところ夜寒くて眠りが浅かった。
パリにいた頃は眠りが浅く、ちょっとした物音や
近隣の人の声ですぐに眠れなくなるほどの不眠症だったけど、
日本に帰ってきてからはそれが嘘のように毎日快眠で困ってる。
けれど、このところうすらうすら夜目が覚めては
何か夢を見て、また目を覚まし、また浅い夢を見る。
そんな日々が続いた。
それは遠い遠い記憶。遥かかなたに過ぎ去った時間、出来事。
会えるけれど、もう二度と会うことのない人たち。
もうすっかり変わってしまったのだから会わないままの方がいい人たち。
あの頃みんなが無条件に大人になれると当然のように思っていたけれど、
思い出すのはずっと14歳のままで、私たちだけが歳を取ってしまって
大人になることができなかった、いまは会うことができない亡き人。
そんな懐かしいような物悲しいような夢が続いたのだ。
みんな私の手の届かない遠い所へ行ってしまった。
きっと夢で会いに来てくれたんだな、と思う。
by erikok0826
| 2016-03-16 06:55
| 出来事/ひとりごと