みんなのおかげ。
日本に帰ってきて早10日が過ぎた。
日本の夏は4年振り。
久しぶりに実家で過ごすので、今までの一人暮らしから一転、
きっと気が抜けて絶対体調を崩すと予想してたけど、今のところ至って元気な私。
これからの生き方を考えて一人でウジウジしてるより行動しようと
帰国早々初手から動き過ぎたため、
もっとゆっくり休んでからにすれば良かったかな・・・と
このせっかちな性格に、甚だうんざり気味の今日この頃である。
本当に帰国前は友達の力なくして、私一人ではなにもできず
困った時に笑顔で助けてくれた友達に本当に感謝だった。
というのも帰国前日、私は引っ越し疲れのピークを迎えていて
各契約の解約手続きや、銀行、住宅保険の解約 不動産屋 etc,,,,
ギリギリにならないとできないことや、相手方の進み具合が分からないと動けないことなどで
今日やるべきことに優先順位をつけにくく、ストレス&パニック状態で、案の定私は混乱状態に陥っていた。
思考回路がほぼ停止している状態で色々やるわけだから、
郵便局に行ったのに他の手続きに囚われて、投函しなくてはならない大事な文書を投函し忘れたり
凡ミス続きで泣きたくなる。
挙句の果ては、手荷物のトランクである。
絶対に日本に持って帰りたい身の回りの物が
手荷物のトランクとスポーツバックに収まりきらず、
閉まらないトランクを目前に放心状態。
放心状態が長く続くと私の性格上その先は開き直って、
あれだけ持って帰りたいと思ってたものも、全部見捨てようとする。
その日本に持って帰りたい品々も、まぁ人から見ればくだらないものなのだ。
でも私にとってはどれも愛着のあったもので、日本から両親が送ってくれたものや
友達が送ってくれた手紙やプレゼントなど、何度も読み返したい母が送ってくれた新聞の切れ端とか。
人から見たらくだらなくても、私の留学生活を支えてくれた品々である。
それに5月にはクロネコヤマト便に詰めて日本に発送したはずなのに
なぜかこの1カ月で増えた書籍と楽譜。これも捨てるわけにはいかない。。。
それらを前に泣く泣くお別れか・・・と思ってたところに
親友Kちゃんが助け船を出してくれた。
私の荷物を全部最初から詰め直して、なんとかトランクに収めてくれたのだった!!
捨てずにすんだよ~(涙) ありがとう!!
kちゃんがパッキングしてる最中に私は他の用事ができたし、どんなに助かったか。
パリ市内でも一人で引っ越しはしてきたし、こういうことには慣れてると思っていたけど、
引っ越しと完全帰国はやはり別物だった。
しかも私のアパートは家具なし物件だったので、最後は生活にも不便が生じていた。
(ベットをあげてしまったため寝袋で3日間過ごしたのだ。)
本当に自分一人では何もできず、助けてくれたKちゃんに感謝。
自分の生活だけでも忙しいのに、
それを顔に出さずに笑顔で手伝ってくれた友達には感謝が尽きない。
私自身は物が少ない方だと思うけど(書籍・楽譜は除いて)これでも多いな~と思った。
やはり人間、コンパクトにシンプルに生きないといけないな。と思う。
無駄な物や長いこと使ってないものを身の回りに置きすぎてるし、
これがなくちゃ!と固執してるものも多すぎるように思う。
特に震災後、もっと自分の身の回りの生活を見直して、無駄なものや必要のないものは
なるべく抱え込まずに生きていかなきゃ。エコライフを心がけねば。
トランク一つ分程度の荷物でも、自分はどこでも幸せに生きて行けると思える
賢くて長く飽きずに使える、自分の心に豊かな物の買い方をしないといけないな。
しかし誰でも、人の感情が入ったものを捨てるのだけは苦手で
お母さんが日本から送ってくれた食材やお守り、新聞の切れ端や、その他様々なものを
こんなに苦労して大事に持って帰ってきたのに
日本に帰ってトランクを開けたお母さんは、
「こんなの持って帰ってきたの?!捨ててくれば良かったのにー」であったのだった。。。
まぁ人生こんなものである。
by erikok0826
| 2014-07-19 16:10
| 出来事/ひとりごと