トルコ旅行記⑤ ~きのこ岩、陶器工場編
カッパドキアの中でも、また不思議な形をした岩々を見れる場所がある。
そこはパシャバーと呼ばれる、またの名をきのこ岩と人々は呼ぶ。
歩きやすい靴で来て、ぜひたくさん歩いて「生き続ける街」を体感してほしい。
ナザールボンジュウが飾られています。
これはお土産屋さんが勝手に木にかけて売っているのでしょうけど、
こんなにたくさんあると、景色に馴染んでとても綺麗です。
この伝統的なトルコのお守りのナザールボンジュウは、
どこのお土産物屋さんや、トルコ人の車の中や家の中でも
至る所で見る事が出来る代表的なものだけれど、歴史的な意味合いが物凄く深いようで
5千年もの昔のイスラム以前まで遡り、
「羨望や妬みの目にさらされ続けると悪い事が起きる」
「青い目の人の視線(嫉妬の意味合いでしょうか。それとも侵略の歴史でしょうか?)
は災いをもたらす。」という民間信仰が強く
こうした言い伝えから、このお守りが身を守るとして大切にされてきました。
どうして目なのかといえば、目は私たちの心の窓です。
だから自分のいい考えも悪い考えも、目から相手に伝わります。
それとは反対に、相手の心も目や視線を見ればなにかを感じるように
悪い視線をもった目にさらされると、自分に災いが起こると考えられたのでした。
なのでトルコの人は事業を始めた時や、交通安全、赤ちゃんが生まれたり、など
この民間信仰を大切にしているそうです。
さて、きのこ岩を後にし、次はローズバレーに向かいます。
ここは朝日や夕日の光を浴びると、岩がバラ色になるそう。
なんだか雲の裏に隠れた陽の光が、よりこの場所を幻想的にしていました。
このあとウチヒサールのホテルに戻りましたが、
その途中で見たカッパドキアの街の夜景が、素敵でした。
本当にこの厳しい自然の中で、いまも洞窟で生活してる人がまだたくさん居るなんて。
この生活をみんな大切に守っています。
次の日は陶器工場に見学に行きました。
トルコは赤土や陶器に適した土がたくさん採れることもあり、
またオスマン帝国時代に栄華を極めたイズニック地方のイズニックタイルが有名で
イスタンブールではスルタン(オスマン帝国皇帝)の霊廟、通称ブルーモスクの壁一面を
イズニックタイルで埋めてあります。
1枚1枚ハンドメイドなので、微妙に色合いが違ったりするので
選ぶときも細かいところに目を向けながら選ぶと楽しいです。
店内で購入する事も出来ます。
輸出したり他のお店で買うと値段も上乗せしてあり少々値が張りますが
ここでは交渉次第で随分手ごろな価格になるようです!
それはまたお土産編で紹介したいと思います。
次回は天然のお湯が湧き出て、石灰成分が強いため、一面真っ白な岩山で覆われている
パムッカレを紹介します!パムッカレでは標高も高い山の上で
足を滑らせながらようやく辿り着き、足湯をしました!
では次回!
by erikok0826
| 2014-12-04 15:10
| 旅