トルコ旅行記⑦ ~エフェソス古代都市遺跡
エフェソス遺跡を紹介します。
現存するギリシア文明遺跡の中でも最大規模を誇ります。
エントランスを入るとすぐに2世紀に造営されたという
ヴァリウス古代ローマ浴場が見えます。
この通りの両サイドは商店街として栄えた跡地だそうです。
スポーツの有名メーカーのナイキはこの勝利の女神ニケの名前が由来。
そしてナイキのマークは女神のスカートの裾がなびいたところだったのです!
サモトラケのニケも勝利の女神の彫刻ですが、
エーゲ海北東、ギリシアのサモトラケ島で発掘したことから
サモトラケのニケと呼ばれています。
下の写真はメミウスの碑。
3代の独裁官を祭って建てられた建造物だそうです。
このエフェソス遺跡、いい保存状態で残されていました。
この場所はトルコでも地中海とエーゲ海のほぼ真ん中側に位置するので、
夏は物凄く暑くなり、古代ローマ時代では気温が約50℃近くにまでいったそう。
確かに冬でも温暖で、気候は穏やかなので夏はすごく暑いんだろうなと思いました。
トコトコ歩いて行くと、目の前にトラヤヌスの泉が見えてきました。
そしてローマ帝国の5賢帝の一人、ハドリアヌスの神殿も見えてきます。
奇跡を感じます。
遺跡では学者さんや考古学者さんによって、まだまだ発掘や新しい論説がされています。
下の写真は古代ローマ時代の公衆トイレ。
昔はトイレで座って政治家や哲学者が様々な意見を交わし
交流の場として使われたのでした。
水洗トイレだったのでした!
そして見えてきました!
エフェソス遺跡でも見どころであるセルスス図書館。
私は図書館が大好きで、世界の色んな国や都市の図書館を見学したり
図書館の歴史について学ぶのが好きですが、
古代ギリシアの三大図書館の一つを目にする事が出来て幸せでした!
そしてこちらも完全な形で残されている、1400人収容できる
古代の音楽堂、オデオン。
手をたたくと一面に音が響きます。
ここは現在でも野外コンサートが開かれ、著名な音楽家や
今は亡き世界三大テノールのパヴァロッティなどもコンサートを開きました。
そしてアルカディア通り。
この通りは港まで面しています。
この恵まれた立地条件が貿易や他国との交易を盛んにし
発展した古代都市だったんですね。
古代劇場のオデオンとアルカディア通りが一望できます。
このアルカディア通り、ジュリアス・シーザーやクレオパトラも歩いたと
言い伝えられています。
当時の人々の生活がよくわかるので、是非みんなにも一度は行ってもらいたい場所でした。
この日の夜はエーゲ海を一望できるホテルに泊まるため
この後、車で移動したのですが、
生まれて初めて目にしたエーゲ海を車窓からパチりとカメラに収めました。
夕焼けとエーゲ海に感激しました!
ずーっと昔から、こうして盛んな交易によって賑わった街だったんでしょうね。
陽が落ちてから、ホテルの前に見えるエーゲ海。
貝殻拾いに夢中になる著者。
次回はエーゲ海からトロイの遺跡までを紹介します!
by erikok0826
| 2014-12-13 09:19
| 旅