中欧ヨーロッパ紀行⑥ ~ハンガリー・ブダペスト編。
6年ぶりにブダペストにやってきました!
感慨深くて、街に付いた途端、見覚えのある通り、建物、街並みに
興奮を隠せない私でした!
移動中のバスの中から、ブダペストはドナウ川を挟み
ブダ地区とペスト地区(正しい発音はぺシュト)に分かれてますが、
その2つの地区を結ぶくさり橋を。
左手に国会議事堂が見えてきました!
ブダペストは遡ることローマ帝国時代、
ケルト人がドナウ川沿いに集落を作ったことから始まります。
そういえばヨーロッパの殆どの首都が大きな川沿いに街が繁栄してます。
パリならセーヌ川、ロンドンはテムズ川、チェコはモルダウetc,,,
それにしてもドナウ川は本当に広くて長いですね。
パリにすんでいた時、仕事先に毎日アレクサンドル3世橋を渡って
セーヌ川を超えていましたが、歩いてもすぐに渡れるけれど
こちらはホント長いなぁ~って思いました。
6年前にここの橋を渡った時は10月と言えど、物凄い底冷えのする寒さと
川からの冷え切った風が顔を切るような痛さで、
顔がマヒしそうになりながら渡った記憶があります。
ブダペストは寒暖の差が激しく、冬は11月でも最低気温氷点下とかざらに行きますが
夏は逆に物凄く熱く、40℃近く行くこともあります。
私がここに来た時、まだ34℃くらいで、まだ凌げる暑さでしたが、
その一週間前なんか40℃だったそうです!!
これには訳があって、ブダペストは平野だからなんですね。
日本に帰った時、「わ~日本涼しい!」って思ったくらいでした。
さてさて私たちはまずブダ地区にある「漁夫の砦」という場所に向かいました!
緑の丘に真っ白な建物が映えます。
ここを歩いて登ります。
蒸し暑く陽射しを直に受けていますが、てっぺん目指して登ります。
↓わ~凄い眺め!
空が大きいなぁ!
↓反対側。
懐かしいな~。ここを6年前も同じように歩いたな。
あのときは寒くて寒くて歩くの辞めたかったけど、
登った後のブダペストの景色が、寒さもかじかんだ手足も、全て消してくれるような
荘厳な美しさだったのを思い出します。
↓広場に出ます。
広場ではこのうだる暑さの中、大道芸人さんがお仕事してます。
さりげなさ過ぎて、誰も気づいてないようですが・・・
広場の横に見えてきたゴシック様式の教会、
マーチャーシュ教会。正式には聖母マリア教会と言います。
この教会の屋根、ヨーロッパのどこの教会にもない屋根です。
これはハンガリーでも名だたる窯元、ジョルナイ製の陶器のダイヤモンド模様の瓦屋根なのです。
陽の光によく映えて、モザイク模様が美しかった。
小さな広場に建つマーチャーシュ教会ですが、ホンっと広角レンズがないと
写真に収まらない!!
全体像がなくてごめんなさい。。。
次回は広角レンズを買うことにします。
↓周りの広場。
↓みんな写真撮るの大変だよね。
↓ハンガリー国旗ですね。
瓦屋根の細かさ、美しさは伝わるでしょうか・・・
このまま古い街並みを歩きます。
なんかあとっても楽しい。
漁夫の砦を下り、再びドナウ川へ出ました。
ブダ城の全貌が見えます。
ヨーロッパは空模様が一刻一刻で変わるから面白い。
さっきまで晴れてたのに、どんよりした雲が漂ってきた。
↓路面電車!!
車体を見ると古いけど、風情があって街に溶け込んでいます。
うわっ!こっちからも!
↓ブダペスト版べリブ。パリではべリブって呼ぶけどこちらは何て呼ぶんだろう?
バスで英雄広場に向かいますが、その途中にこんな痕跡が。。。
銃弾の痕跡です。
ハンガリー動乱の時のものでしょうか?
ソビエトに支配されていたハンガリー。
民衆はなんとかソ連の支配権力を倒そうと立ち上がりますが、
結局ソビエト軍に鎮圧され、何千というハンガリー市民が殺害され、
二十五万人以上が難民となり国外へ逃亡しました。
まだまだ社会主義時代の痕跡が見られます。
ウィーンもチェコも、ここハンガリーもそうですが今は民主主義となり
経済も栄えてきましたが、(チェコはまだまだ課題がある)
社会主義だった国はなんとなく物悲しい、そして厳しい紛争の後を
街の端々に感じる独特の雰囲気があります。
柱の上にはガブリエルが立っています。
広場の右手にはブダペスト現代美術館があり、
左手には現在改修工事中のブダペスト国立西洋美術館があります。
ハンガリーは著名な科学者、またノーベル賞受賞者を多く輩出し、
みんな知ってるルービックキューブもハンガリー人のルビク・エルネーが発明しましたよ。
↓現在、改修工事中の西洋美術館
バスで食事に向かう途中、夕日に染まった国会議事堂やブダペストの街並みが
なんともうっとりする美しさでした。
ほんの一瞬の出会いだった気がします。
こんなに薄紅色に染まった街を見れて良かったです!
次はドナウ川のクルーズ、ブダペストの夜をご紹介します!
by erikok0826
| 2015-07-16 10:43
| 旅